どん底を乗り越えて見つけた、理想の働き方

こんにちは、まちゃです!

現在、3歳の双子をワンオペで育てながら
月平均30万円を稼ぎ、 週3〜4日はWebデザイナーとして活動しています。
残りの3〜4日は家族との時間や、自分の時間を満喫しています。

わたし『まちゃ』の
これまでの人生やブログを始めた理由、
そして何の取り柄もないわたしが週3〜4日の稼働で
月平均30万円を稼げるようになるまでの経緯を2回に分けてお話しします。


前回は、私がなぜWebデザイナーを目指したのか、
そして好きなデザインで初仕事を取るまでの道のりを紹介しました。


今回は、

『どん底を味わった3つの地獄〜
今の自分の理想の働き方になるまで』


についてお話ししていきますね!

少しでも参考になったり、
共感してもらえたら嬉しいです!



「前回のブログまだ見てないよー」って方は、
まずはこちらをご覧ください。

目次

どん底を味わった3つの地獄

初案件を受注後、
なんと立て続けに4件も仕事をゲット!!


「わたしいけるやん!!!」


と、自信満々でした。


でも、ここからが
『地獄の始まり』だったのです…。

地獄1:
2ヶ月間営業をしても
『返信0、面談0、案件0』

初案件受注後、立て続けに4案件を受注し、
慣れないことを同時並行で進める日々。


目の前の案件をこなすのに必死で営業するヒマなんてありませんでした。

経験豊富な方々が口を揃えて

「営業を止めたら絶対にダメ!
どんなに忙しくても1通だけでもいいから送ること!!」


と、耳にタコができるほど聞いていましたが、
「わたしいけるやん!」という謎の自信と、ただの忙しさを理由に、
ここで営業を完全にストップしてしまいました。


無事に4案件をすべて納品後、
「さぁ営業しよう!またすぐ案件もらえるわ!」
と軽く考えて営業を再開しましたが、


そこから2ヶ月間
『返信0、面談0、案件0』。



だんだん焦り始めて


「こんなはずじゃない。
もしかしてメールアドレス間違ってる?」

「どうせ送っても返信ないしなぁ…」


とネガティブな気持ちでメールを送ったり、
求人サイトにエントリーするようになっていました。



あの時(4案件受注した時)、たった5分でも時間を作って、
毎日1件だけでも営業を続けていたら、また状況が変わってたのかも。

今でも後悔しています。

地獄2:
仕事の欲しさに受注した案件で
『17回の構成変更』

『返信0、面談0、案件0』の地獄の期間を抜け出して、
ようやく1つの案件を受注することができました。


だけど、喜びも束の間、
その仕事の内容はというと…


仕事欲しさに低単価で受けた
LPデザインの案件でした。



最初に支給されたワイヤーフレームが、
最後に納品する時には跡形もなく構成が変更されていました。
もはや別物です。笑

※ワイヤーフレームとは
Webサイトの目的に応じて「何を・どこに・どのように」配置するかを表現した設計図。
シンプルに要素や情報だけを配置したWebサイトの骨組みを指します。



具体的にどんな変更内容だったかというと

・「一部のセクションを削除してほしい」と言われ削除
→「デザインを変更して、また元に戻してほしい。」

・「キャラクターを使用してデザインしてほしい」と言われ制作
→「やっぱりなしにしてほしい。」

・「配色は緑と黄色で制作して欲しい」と言われ制作
→最後には「青と紫でデザインしてほしい。」



といった変更が、なんと合計17もありました。
(webデザインでお仕事されている方は、お分かりかと思います。)


しかも、夜遅くに変更依頼の連絡が来て、
翌朝までに修正して提出するという鬼スケジュール。


最初の頃は
「わかりました!すぐ修正しますね!」


と言って、必死で対応していましたが、
さすがに10回を超えたくらいから限界が来ました。笑


そこで勇気を出して
「次回の変更分より、
追加料金をいただきます!」

とお伝えし、途中から追加料金をしっかりといただきました。笑




追加料金をいただくタイミングって
迷いますよね…。


「こんなこと言って大丈夫かな?」とか
「これで仕事なくなったらどうしよう?」
って色々悩むことも多いと思います。
私も最初はすごく悩みました。


私個人の考えとしては、


デザインの修正であれば、確定前なら何度でも無料で対応します。


ただし、構成の変更(例えば配色を変えてほしい!とか、セクションを追加してほしい!とか)
については、無料で対応する回数を決めておくことが大切だと思っています。


もちろん、周りに相談してみるのもいいし、
最初に
「○回までは無料で対応しますが、
それ以降は別途見積もりさせていただきますね!」
と、伝えてもいいかなと思います。


この経験を通して、あらかじめ無料で対応する回数を決めて、
お相手にきちんと伝えることの大切さを学びました。

地獄3:
2社同時の『クセ強案件』で心身崩壊

この2つの案件で「もうデザイン辞めたいな…」と本気で思いました。

1社目:報酬ゼロ、達成感ゼロ…
心も体も限界を迎えたデザイン案件

まず1社目は、
制作会社からご依頼いただいたwebサイトデザインの案件。


最初の打ち合わせで、制作会社の社長の少し高圧的な態度が気になりながらも、
お仕事を任せていただけることが嬉しくて、そのままお受けすることにしました。


余白、フォントサイズ、画像サイズなどの数値がすべて指定された中で
クオリティの高いデザインを求められて、
今まで自由にデザインしてきたわたしにとっては、難易度がかなり高かったです。



そして、ここからが地獄の始まりでした。



制作会社

タイトなスケジュールですが、
クオリティの高いデザインをお願いします。
一旦、TOPページを明日納品でお願いできますか?

わたし

承知しました!
頑張ります!!



徹夜をしてなんとか初稿を提出。

制作会社

想像以上に素敵なデザインですね!
修正点は、、、、、、

ここでフィードバックの嵐!!
もちろん、これはすごく勉強になりました。

わたし

承知しました!
明日までに提出しますね!



毎回夜に修正依頼が来て、次の日の朝には再提出というスケジュールだったので、
修正のたびに徹夜確定。
(これを3回繰り返しました)

制作会社

かなり良い出来で、安心してクライアントに提出できます!

わたし

よろしくお願いいたします!

わたし

(心の声)
やっと修正終わったー!
クライアント様に喜んでもらえるといいな…。



やっと終わったかと思いきや、
クライアントと制作会社がTOPページの打ち合わせをした後……

制作会社

クライアントにデザインがテンプレみたいと言われ、
まったく気に入ってもらえず、
一から作り直すことになりました…。
弊社のデザイナーで対応いたします。

わたし

クライアントのご期待に添えず大変申し訳ございません。
制作について、お気遣いいただき誠にありがとうございます。

わたし

(心の声)
え!?あの鬼のフィードバックなんやったん…??

わたしが何日も徹夜して作ったデザインはどうなるん…?

下層ページもTOPページと同じように
鬼フィードバックがきた後に作り直しになるんじゃない…?



この時から、不信感を感じ始めました。

制作会社

figmaで制作していただいていましたが、
制作ツールを変更してAdobe XD でTOPページを作成しました!
このデザインが通るかわかりませんが、いったん参考デザインとして、これをもとに下層ページも進めてください。



ここでは返信せずに、
この案件を引き続き担当するのかを考えました。

わたし

(心の声)
え!?
なんで制作ツール変更してTOPページ作り直したんやろ?
最初にfigmaでお願いしますって言ってたやん…

しかも、このTOPページが最終的にどうなるか分からんのに、
それに合わせて下層ページを作るってなると、
また大幅な修正が入るかも知らんのに時間の無駄じゃない…?

この案件、私が担当する意味あるんかな…?



ここで、わたしのモチベーションはどんどん下がっていって、
結局、TOPページが完成していない時点で、
報酬はもらわず、案件を辞退しました。


最初の打ち合わせの時に、
クオリティの高いデザインを求められ、
何回も修正を重ねて、何日も徹夜してやっと完成させたデザインが、
あっさりとボツになる。


達成感なんて一瞬で、むしろ


「わたしのこの数日間なんやったんやろ…?」


という喪失感でいっぱいでした。


その後は、制作ツールを変更されたり、
作業員のように扱われ、心身ともにすごく疲れました。


この期間、
正直、生きてる心地がしなかったです。

2社目:コンペで勝ち取った案件が一転、
テンプレ呼ばわりで自信喪失

2社目は、
システム会社からご依頼いただいた自社の求人サイトのデザイン案件。


当初、案件の依頼を「他の方と悩んでいる」と言われて、
初めてのコンペに挑むことに。


TOPページを3パターン制作して提案し、
結果、見事に勝ち抜きました!


「ぜひお願いしたい!」


この一言で、やる気10,000%アップ!


…しかし!!
そのやる気がみるみるなくなっていく出来事が発生するのです…


サイトの制作を進めていく中で、
突然言われました。


「コンペの時に提案してくれたデザインだけど、
実はあまり気に入っていないんだよね…何か違う。
綺麗なデザインだけど、こだわりがなくてテンプレみたい。
もっとワクワク感が欲しい。」



「テンプレみたい…」



私の心にグサグサグサグサと突き刺さりました。


デザイナーとしての自信が少しずつついてきた矢先のこの言葉に、
正直めちゃくちゃ凹みました。
と同時に、


「なんとしてでも喜んで欲しい!」


という見返してやる精神が沸々と湧いてきて、
先輩デザイナーの方に夜遅くまで相談に乗っていただき、
TOPページを再提案。
(あの時はありがとうございました)


すると、


「どんどん続きを見たくなるようなデザインですね!
今後完成までのデザインが楽しみになりました!」


と嬉しいお言葉をいただきました!


提案後、思わず
「よっしゃーーー!!!!」
と声が出ました!!


その後は順調に進み、
下層ページも「いい感じですね!」と言っていただけて、
このままスムーズに納品できると思っていました。


ところが、
全14ページのデザインが出来上がったところで、またしても…


「やっぱり、TOPページのこの部分のデザインが気に入らない」
「この残骸(装飾)を消してほしい」



などの注文が入り、完成したはずのTOPページを泣く泣く変更することに。。


下層ページは、TOPページのデザインと統一感を保たせて制作しているので、
TOPページを変更するとなると、下層ページもすべて変更しなければなりません。


その後は、こちらが何を提案しても、
最終的にはクライアントの社長(60代男性)の好みが優先され、
当初のターゲット層であった
『ベンチャー企業で活躍したいと思っている20代〜30代の男女』向けのデザインは、
次第に社長の好みに合わせたデザインとなってしまいました。


わたしのデザインを全否定された気持ちになり、
「地獄2:仕事の欲しさに受注した案件で『17回構成変更』」の時と同じく、
当初のヒアリング内容からは完全にズレた方向へ進んでいく修正地獄に突入。


わたしが営業を始めた時に想像していたデザイナー像は


『自分の好きなデザインを自由に作って、お客様に喜ばれる仕事をする!』


でした。


だけど実際お仕事をすると、
自分の作ったデザインが喜ばれるどころか否定されたり、自由に作れなかったりと
真逆の状況で悔しさと喪失感を感じ、
デザインに対するモチベーションがどんどん下がり、挫折を味わいました。

みんなと違う道を選んだ理由〜
自己分析で見つけた新たな目標

心身ともにボロボロに…限界を感じた瞬間

何をやっても上手くいかず、営業しても返信が返ってこない。


やっとの思いで取れたお仕事も、どれもこれもクセが強いお仕事ばかり…。


「なんでわたしだけ…?」


と一人で悩みを抱え込んでいました。


息をしているのも辛く、毎日がイライラの連続。

特に、地獄3の2社同時の『クセ強案件』のお仕事をしているとき、
どこにこのイライラした感情をぶつけていいか分からず、
当時2歳だった双子に怒鳴ったり、一緒に大泣きしたりしていました。


1日抱っこをしない日も何度もあり、


「わたし、何やってるんやろ…」


と、自分のことが本当に嫌でたまらなかったです。



ついには、


「誰もいない、遠い場所の草原に逃げたい…」


と夫に言いました。


今振り返ると、
本当に限界だったんだなって思います。笑

「月収50万円」に違和感?

その経験がきっかけで、
ずっと気になっていた「自己分析」を受けることにしました。


みんながXなどで


「月収50万円」
「月収100万円」



と目標を掲げているのに、
なぜわたしがあえて、違う働き方を目指すようになったのか?


実は、当初わたしも「月収50万円」を目指して、頑張っていました。


だけど、お仕事をいただくようになっていくうちに、
どこかで「50万円」という数字に違和感を感じ始めたんです。


でも周りやXの発信を見ていると
「目指せ月収50万円!!」と頑張っている方や、
「50万円達成しました〜!!」と成果報告をしている方ばかりだったので、
自分の中で感じていた違和感を無視して、必死でもがいていました。


未経験から「月収50万円」を目指すには、
朝から晩までパソコンの前に座りっぱなしで、休みも睡眠も削る毎日。


その間、家族のことは放置。


家族で食事をしている時や、子供と遊んでいる時でさえ、
常に仕事のことで頭がいっぱい。


携帯ばっかり見ている…そんな毎日でした。

双子が寄り付かなくなった理由に
気づいた日

ある日、ふと気づきました。


当時2歳の双子が、いつの間にかわたしに寄り付かなくなっていることに。


夫に
「最近、2人ともわたしのところにくるの嫌がるねんけど、なんでやろ?」


と相談すると、
返ってきたのはたった一言。



「自分の胸に手当てて考えてみ?」



その一言で、ハッとしました。


そういえば、最近、丸一日抱っこすらしてあげてなかったなぁ…。

自分の仕事のことで、子供たちに八つ当たりしてしまってたなぁ…。

子供が入院するかもしれないっていう大事な検査の日ですら、
病院まで一緒について行ってるのに、わたしは仕事してたよなぁ…。

そんなことしてたら、そりゃ子供たちもわたしに寄り付かなくなるよなぁ…。


その時初めて、自分がどれだけ周りが見えていなかったか、気づきました。
 
 
そして、あることを決心します。

『月収50万円』から解放された
私が選んだ働き方

仕事でも育児でも辛いことが重なって、気持ちがどん底に落ちていました。


『やる気』というものが完全になくなって、ただ時間だけが過ぎていく感覚。


そんな時、SNSやコミュニティでよく目にしていた
『自己分析』が気になり、初回無料の分析を受けてみることにしました。


そこで初めて、
『自分の人生を言語化』するという体験をしました。


「なぜ、月収50万円を目標にしていたのか?」

「なぜ、50万円じゃないとダメだと思っていたのか?」


正直にいうと、周りがそう言っていたから、
わたしもなんとなく『50万円が目標』って口にしていただけでした。


実際に仕事をこなしていくと、精神はボロボロになるし、
気づけば家族のこともほったらかしになっていたんです。


「こんな人生にしたかったわけじゃない!」


と思い、そこで


週4日だけ働いて20〜30万円稼ごう!
そして残りの3日間は、家族や自分の時間を大事にしよう!



と決意しました。


もちろん、収入は多いに越したことはないけど、
すべてを犠牲にしてまで、その数字にこだわる必要があるのかな?と考えると、
そうではないなと思いました。


『月収50万円』って、ただの数字に過ぎません。


それよりも、


わたしのデザインで誰かが喜んでくれたり、
「作ってくれたサイトやバナーで売り上げが上がりました!」



という報告をもらった時の方が、
何倍も嬉しいんです。
 
 
そうやって、今の自分に合った働き方を見つけることができました。


…とは言いつつ、月収50万円をいつかは超えたいな。という思いは密かにあります。笑

周りと比べて落ち込んでいる方を
一人でも勇気づけたい

『50万円』ってよく聞きますが、それが本当に自分にとっての目標でしょうか?

無理して自分の気持ちに嘘をついていませんか?

その『50万円』という謎の数字、ちょっと違和感ありませんか?

せっかく身につけたスキル、もっと自由に使って働いてみたくないですか?


特に、子育て中のママさんや、これからママになる方々へ。


人生は一度きりです。


最初に

『自分で何かを始めよう!』

と決めた時の気持ち、覚えていますか?


正解や不正解なんてないです。
やってみないとわからないこともたくさんあります。


私も何度も壁にぶつかり続けてきました。


それでも今、楽しく仕事をしています。


気持ちを切り替えて営業を再開したら、
「素敵な会社」とも出会うことができました。


今では、


・週4日だけ仕事をして、毎日15時までの稼働で『月平均30万円を稼げるように』

・デザインを提出しても

「素敵なデザインですね!クオリティも高いです!」と褒めてもらえるように


なんとなくですが、自分に合った理想の働き方を見つけた気がします。


だから、これを読んでくださっているあなたもきっとできるはずです。


一人で悩んでいるなら、わたしにメッセージを送ってくださいね。


わたしのような辛い経験は味わって欲しくないです。


数年後、
「あの時、あんなことがあったね!」と言いながら笑えたらいいなと思っています。
それが、私の理想です!




長文にも関わらず、最後まで読んでいただき本当にありがとうございました!


今後、ちょっとしたデザインのノウハウなどもブログに書いていく予定ですので、
楽しみにしていてくださると嬉しいです!

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この記事を書いた人

3歳双子を育てながら、フリーランスWebデザイナーとして活動しています。
好きな時間に好きな仕事ができる喜びと、その裏側にあるリアルな日常を包み隠さずお伝えします。
デザインのこと、ママならではの働き方について発信していきます。

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